u&i ユニバーサルでパーソナル
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005190170_00000
「せっかく話し合いをしようと話しかけてるのにどうして聞いてくれないんだろう」
「なんで途中でクラスから飛び出しちゃうんだろう」
話を聞かない、クラスから出てしまうという行動はだめ。みんなで話し合わなくちゃならない。
…こう文章にあらわすと、何だかこわい。
けれど、話し合いはどの世界でも行われている。話し合いが機能しているシステムはとてもやさしい。
…それなのに、何で。
話し合いは大事だということを、その子は分かっている?
分かったうえで、出来ない理由がある?
それは関わる人?環境?それとも自身の感じ方、体調、気分によるもの??
その行為に至るまでのストーリーがある、という事を思うから。
それは特別支援の考え方による。
NHKでは、特別支援教育への理解を深める目的で、u&iという動画を制作しており、その一作目のシチュエーションだ。
休校中、NHKForSchoolで、娘たちと見た。彼女たちは、
それぞれの行動には理由があるっていうことに自分たちの経験から理解し、
他人は思いや感じ方、考え方が異なる
ということが分かって、何か安心したようだった。
勿論分かったからってすぐ何か行動が大きく変わるわけではない。
とにかく
話し合いをしてくれる人は大事にしたい。けれど、話し合いに入りたいと思っている人の思いを大事にし続けたい。
行動がすぐ変わらなくとも、ふと誰かの行動から考えるトリガーが出来れば、受け入れられたという体験があれば、いつか変容につながるかも。
特別支援を意識し続けること。そこにお互いに引け目を感じることなく。
これ、結構、困難だ。お互いに。
でも、私自身が特別支援の考え方を得てからいつでも気にしていること。
意識はみんな必要だと思っている。でも細かな部分まで意識合わせをするのはとても困難だ。
どこも人手が足りないなか、余裕がないなか、どこまで丁寧な話し合いを重ねられるだろう。完全にやろうとすると億千万光年かかる。無理ッス!
だからこそ、方法はないか、多くの方が発信している。いいなぁ、凄くいいなぁと思って眺めている。
それに
今は、かなりの数の先生たちが特別支援という考え方を大学から学び、また現場でも研修や実践を経て学び続けている。
勿論学んだら次の日には行動が実践が変わるわけではない。じわじわと進む。
思想の浸透、実行に凄く時間がかかるものだってことは、どんな分野でもよくあることだ、諦めない。
特別支援は、個人を信じるためのツールなのかなぁと思いはじめている。