発達障害の子のためのすごい道具
キッチン消耗品のラップ。発売している某会社は、ラップの切れ方の気持ちよさをCMで伝えている。伝え続けていますね。何年になるだろうか。キャラクターまで作って。ちょっと調べたらどうやら2000年代からのようです。結構長いなぁ。
便利な道具は本当に増えました。
アイデアも、ネットにすぐ載っていて、何なら解説動画も。
困り感を解消するのは噂に聞いても身近じゃないと使えない。
どう使うかまでセットで分かれば、消費者一人ひとりのストーリーまで持ち込めそうです。
この本は、子育て中に直面するつまづきを解消する道具を、その使い方まで紹介している本です。Twitterでいつも参考にさせて頂いてる方の紹介で知りました。
生活面で苦労する子は一定数います。
靴紐が結べない、一人でトイレに行くのが怖い、思いを伝えるのが苦手。出来るとしても、とぉっっても時間がかかる。忙しそうな公立学校で支援をお願いするのは、なんだかためらわれる。支援員の方は、診断名がないとつけてくれない。
子供それぞれの困り感。結構深く悩む家庭が多いと思う。
特に生活面は、家庭のせいにされがち。放置されがち。
「それは本人の努力不足じゃない。家庭の指導力不足でもない。
支援の仕方を変えてみたら意外と出来るかもよ。」
そんなふうに声をかけてくれる、家庭内支援員さんのように具体的なモノでアドバイスを貰えるような本です。
親が様々な支援の方法をゲットしていれば、それは子供を守るための武器や防具、アイテムになるなぁ、と常々思っています。別に発達障害という診断名があってもなくても。
そして
自ら困り感と向き合って解決しようって子供が思ってくれたら、段々楽になっていく。
この本と出会ったのは2年前で、色々実践してみて
いま、少しずつ実感している所です。
支援する方は、道具の購入や用意、場所の準備、子供への適切な使用方法の説明、しかもお互いのメンタルが落ち着いている時に‥なんて、一つ支援方法を増やすだけでもはじめは大変かもしれない
でも。
子供自身が、その道具の良さに気づいたら、後は自分からやるようになる。
長い目で見たら、近道なのかもしれない。
この本と出会ってから、子供に
道具をうまく使って気持ちよく過ごせる瞬間を、
少しずつ増やしてあげたいと思うようになり
子供の学用品選びも考えるようになりました。
子供の小学校入学前に出会っておいてよかった本です。